知っておこう！相続税の税率

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遺産を相続したら相続税を納税しなければなりません。
相続と聞くと、相続税が気になる方は多いのではないでしょうか。そこで、相続税の税率についてまとめました。

1.相続税の税率は高い

相続税の基礎控除額は平成27年1月より、「3000万円＋法定相続人の数×600万円」と定められました。相続財産から基礎控除額を差し引き、残った部分について相続税が課せられるとされており、遺産を相続し、実際に相続税が課税されるケースは全体の1割にも満たないと言われています。
日本では、相続は何もせずに利益を得ることから、不労所得であると考えられています。一定の富裕層が働かずに多くの財産を得て貧富の差が拡大することを防ぐため、あらゆる税の中でも相続税の税率は高く設定されていると言われています。

2.相続税の税率

相続税は法定相続分に応じる取得額によって異なります。
具体的には以下のようになります。

①法定相続分に応じる取得額が1000万円以下の場合→税率10％・控除額0円
②法定相続分に応じる取得額が3000万円以下の場合→税率15％・控除額50万円
③法定相続分に応じる取得額が5000万円以下の場合→税率20％・控除額200万円
④法定相続分に応じる取得額が1億円以下の場合→税率30％・控除額700万円
⑤法定相続分に応じる取得額が2億円以下の場合→税率40％・控除額1700万円
⑥法定相続分に応じる取得額が3億円以下の場合→税率45％・控除額2700万円
⑦法定法定相続分に応じる取得額が6億円以下の場合→税額50％・控除額4200万円
⑧法定相続分に応じる取得額が6億円超の場合→税率55％・控除額7200万円

得た財産が高額であればあるほど、税率は高くなる仕組みになっています。最高税率が55％というのは世界の中でも高額と言えるでしょう。

この記事の監修者

税理士　原　直哉(ハラ ナオヤ)

司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー（FP）

経歴
相続において専門家のアドバイスが必要な方に対して、必要なサポートを行っている。